最近耳にする事も増えた「近居」とは、親世帯と子世帯が近い範囲に住んでいる事で、同居や敷地内同居ほど、近くは無くお互いのプライバシーを守りやすいけれど、困った時はすぐに助け合える所がメリットとしてあげられます。目安として徒歩や電車・車などを使い片道1時間以内で行き来できる距離を近居と定義しています。近居に対するメットの感じ方は子世代と親世代で変わってきます。子世代から見るメリットは親の安否がすぐに確認できる事、子育てのサポートが受けやすくなるといった事が挙げられます。
親も老いていきますので、メールが返ってこない、電話に出ないなど連絡が取れない時にすぐ確認に行ける事は子世代は勿論親世代としても心強いのではないでしょうか。また近年共働き世帯は増加していますが、残業する時や子供が熱を出した時に保育園を利用できない時も出てきます。そんな時に親世帯にサポートを頼みやすい距離にいると、仕事を休む必要が無くなり働く親の精神的負担も減らす事ができます。親世代から見るメリットは子供や孫との交流がしやすくなる、というメリットが挙げられます。
遠距離に住んでいるとお盆やお正月に会えるぐらいになってしまいますが、近居であれば比較的気軽に会う事ができます。また孫と同じぐらい自分の子供の事も気になるはず。子育てや生活に疲れていたら、子供の手助けをしたいと思うのはいつの時代の親も同じ思いではないでしょうか。いざという時、すぐに駆けつける事が出来る距離というのは子を想う親心の安心にも繋がるようです。
親との距離感はいつの時代も悩むものですが、子世代・親世代共に一番心地よい距離を掴めるのが一番の幸せではないかと思います。
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